最高級の召使

井上が運転手に封筒を渡していた。



そして立ち去った後
運転手は封筒をしばらく
眺めた後


しゃがみこんでいた。



佐藤もきっと
苦しんでいるんだ・・・・


私たちが愛し合うことで
苦しむ人間もいるから


私は運転手を責めるのを
やめた。
彼には守らなければいけない
家族の生活があるから・・・・



井上が卑劣な人間なことだけは
心にしておこう。



両親が目を離さない。


倉之助は何してるんだろう?
声が聞きたい……
会いたいよ・・・
倉之助・・・・・・・