最高級の召使

「お父上が、かなりの借金をしまして
僕のところに泣きつかれたんです。」



「借金ですか?」



「株で大穴を開けたとか
どこかの悪い人間にだまされたのか
悪い株を預けられたのですね。」



「借金って…どのくらい?」



「それは個人情報ですから。
ただかなりの額です。
家も吹っ飛ぶでしょう。」



足が震えた。


「私は借金の肩代わりですか?」



「そういうことになるかな。
僕にとっては
とてもすばらしい出会いになりました。」



政略結婚より悪い


身売りのような結婚



「私は不幸な人間ですね。」
情けなさが広がった。