最高級の召使

「おいしい~
お水がこんなにおいしいなんて
知らなかった。
どこの水?」



「水道水です。」


「マジ?」


「はい。蛇口をひねると出てくる
普通の水道水です。」


私はコップをみた。



「おかわり。」
メイドに差し出した。



「人間、究極の時にはぜいたくなものじゃ
なくたって、おいしいんです。
それは水道水だって
雨水だって
ぜいたくな水だって
その時の気持ちによっては
結局同じものです。
欲してるときはなんでもおいしい…」


「楓さま どうぞ。」
メイドはまた冷たい水を持ってきた。


ゴクゴク・・・
何杯でも飲めそうな勢いだった。