最高級の召使

料理長に話した。



「旦那さまから連絡はいただきました。
朝10時にお見えになるようです。
大事なお客様だとか
有栖川家にとって……。
私は昼食の用意をするように言われました。」



「その人なんなの?
すごく不安なの。
父の声が弱くて聞こえないくらいで
そんなに気を使う人って
どんな関係の人なのかしら…」




料理長も顔が険しくなった。



「あの気高い旦那さまが
くれぐれも頼むと何度も言われました。
ずいぶんと訳有り気な
気は私もしました。」



「明日ね・・・
倉之助がやっと休みをとったの。
会う約束してたのに……」


涙が出た・・・・