最高級の召使

リビングもキッチンも
ピカピカになっていた。


「私が倉之助のお嫁さんに
なったら、倉之助は
いつも大変だね。」


「どうしてですか?」


「いつもこうやって
手伝わなきゃいけないかも。」



倉之助が笑顔になった。



「いつから戻ってくるの?」



「今働いてるところを
片づけてからですけど・・・」



「何をしてるの?」



「料理長の口利きで
市場の買い付けに行ってます。
果物の産地に出かけて
商談して買い付けるのですが
これが結構楽しい仕事です。
日本各地を飛び回っていたから
あなたにするストーカが
なんとか最小限に済んだかな……」



仕事の話をする倉之助の目が輝いた。
いろんな地域での
出来事を私に語ってくれた。



仕事に生きがいを感じてるのに
私の召使になるというの?