最高級の召使

入院は結局二週間に及んだ。


両親は何度も足を
運んでくれた。


うれしかった。
親子水入らず・・・・
こうしてあまり一緒の時間を
過ごすことがなかったから
私は母に甘えて過ごした。


仕事の都合で戻るという父に
母は残ってくれると言ってくれた。

母にも仕事があるのを
私も知っている。


「もうバカなことしないから
パパと一緒に帰っていいよ。
退院したら卒業までしっかり通うから
そう言ってくれただけで
うれしかった。
三人の時間が一杯あって…」


父と母は顔を見合わせた。


「おまえがこっちがいいと
小さい頃から言い張るもんだから
ついつい一人にしても
じぃや倉之助に任せてしまって
安心していた。
悪い親だったな。
ごめんな。」


頭をなぜてくれた。
母は優しく抱きしめてくれた。

距離が少し縮まった気がした。