最高級の召使

中野が私の前に立った。

男の裸を見たのは
初めてだった。


恥ずかしくて目をそらす。



「おまえにも未練残しそうだ。
このまま別れたくない。
こんないい女には人生で何度も
会えないから。」



中野に抱きしめられた時
固くなったものが
体にあたった。


「男ってしょうがない生き物でしょ?」

と耳元でささやいた。



私の中で
私を解放した
この固いものが男なんだ


そう思った。



「契約違反はしないよ。」
私も後ろ髪を引かれる思いだった。