最高級の召使

倉之助と違う眼の色を見ていた。


冷たくてさみしい目をしている。


倉之助は優しい色だった。



「よけいなお世話だ!!
ばーーーーーか!!」

要之助がかみついてきた。


「私は愛を知ってるもん。
一方的な愛じゃなくて
悲しいけど愛してもらったもん。」



「うっせー!!」


「そのいやな性格
なおるかどーかわかんないけど
あんたも人に愛されるといいね。
倉之助を悲しませないで
自分の気持ち押しつけるだけで
倉之助の痛みを知ろうともしない。
所詮、あんたはどんなに
吠えてもガキ!!
兄を困らせるわがままで
甘ちゃんのバカ弟よ!!
頭がいくらよくたって
ここに魅力がないと
誰にも愛されないから!!」


私は胸を押さえた。


「倉之助はなんでも知ってる。
だから愛されるのよ。
T大行ってせいぜい勉強しなさいよ。」


悔しくて私は顔を押さえた。
悔し涙と
ここにいない絶望の涙に
私は大泣きしてしまった。