最高級の召使

とりあえずの私大への
入学を決めて
卒業式を迎える。


なんも得られない学校生活
ただ、行って
ただ、帰ってくる学校だったが


この風景ともお別れと
思うとやっぱり寂しかった。



卒業生の言葉を
小田島 要之助

と式のプログラムに書いてあるのを知ったのは
入場して席に着いたころだった。



来てるの!?


後ろを振り向きたくて
うずうずしていた。



要之助が久々の凛々しい姿を
見せたから
女子生徒からどよめきがおきた。



立派な挨拶は
要之助の賢さを証明させた。
東京のT大に進むという
学校あげての秀才


きっと倉之助も見ているに
違いない。


会いたい…
会いたい…