最高級の召使

「私は倉之助がいるなら
ほかのものは何もいらない。」



「そうかな?」


「大きな部屋もブランドの洋服も
この快適なもの全てがなくなるんだ。
食事を作り
片付けて、部屋の掃除に
家計のやりくり
洗濯にアイロンがけ・・・
もっともっとある。
家計が苦しければ仕事をするんだよ。」



「できるもん。」



「できないよ。」



「なんで決めつけるの?」



「すぐ飽きるよ。
あなたは、この環境の中で召使の私に
恋をしただけ。
これが普通の生活をしていても
俺を愛しただろうか?」



「そんなこと言わないで。」



倉之助の胸に飛び込む。