「あらやんあらやん!部活お疲れ様!さ、第二の青春だ合唱部に入ろう!」
わが南高合唱部、総勢32名の合唱部員の数少ない男子部員である南雅治は、満面の笑みで昨日初戦敗退をきした元サッカー部の荒井慧を口説いていた。
その笑顔、あたしにも欲しいな、なんて眺めていたら。
「あ加藤!お前からも言ってやってよ」
「えっ」
「えっじゃないよ!あらやん、エエ声してるじゃん?入れたらバスがすごく良くなると思うんだけど」
かわいい。
キラキラした笑顔の視線の先はすでに8月。
合唱大好きなあんたがあたしは大好きだよ
「ていうかさ、慧さ、サッカー終わったら合唱やるって約束したじゃんか」
「やんないとは言ってないんだけど…とりあえず今日は部活行かなきゃ、昨日の今日だよ、まさ気ぃ早すぎ」
「だってさ俺ずっとお前に目つけてたから、初戦敗退が嬉しくて嬉しくて!」
「喜ばないでよ~ちょっとは悔しいんだから」
あははって笑う南の笑顔。
男同士っていいなぁ…あたしはとてもじゃないけど、あの輪には入れない…
キャピキャピしてる女の子にも混じれないけど。
わが南高合唱部、総勢32名の合唱部員の数少ない男子部員である南雅治は、満面の笑みで昨日初戦敗退をきした元サッカー部の荒井慧を口説いていた。
その笑顔、あたしにも欲しいな、なんて眺めていたら。
「あ加藤!お前からも言ってやってよ」
「えっ」
「えっじゃないよ!あらやん、エエ声してるじゃん?入れたらバスがすごく良くなると思うんだけど」
かわいい。
キラキラした笑顔の視線の先はすでに8月。
合唱大好きなあんたがあたしは大好きだよ
「ていうかさ、慧さ、サッカー終わったら合唱やるって約束したじゃんか」
「やんないとは言ってないんだけど…とりあえず今日は部活行かなきゃ、昨日の今日だよ、まさ気ぃ早すぎ」
「だってさ俺ずっとお前に目つけてたから、初戦敗退が嬉しくて嬉しくて!」
「喜ばないでよ~ちょっとは悔しいんだから」
あははって笑う南の笑顔。
男同士っていいなぁ…あたしはとてもじゃないけど、あの輪には入れない…
キャピキャピしてる女の子にも混じれないけど。
