「コホンッ
で、ワトソン君!」

「はぁ…」



まだひっぱるのかい…そのセリフ。


「激しかったわけぇ?」

「…え。私に訊かないでよっ!」



お姉ちゃん手をグーにしてマイクみたいにして私に訊いてきた。


お姉ちゃんはまさに昔の少女漫画のような目をしている。

危険人物を確認しました……



「だってさぁ…妹の初エッチを隅々まで知りたいじゃない?」

「知らんで良いって!」


ベッドに入ってるから身動きのとれない状態の私に、お姉ちゃんはズイズイと詰め寄ってくる。


あたふたしている私の耳にこの場に置いて不似合いな笑い声が聞こえた。


「か・い・と?
なぁに笑ってんのさぁぁ」

「ハハッ…ごめっ…仲いいなって思ってさっ…」


確かに仲は良いけど…助けなさいよっ!