「年なんて関係ないよ?」

「えっ?」

「声に出てたよ?」



うわお。
一瞬海斗は超能力者かと思った…


「でも、私、年上だからしっかりしたいなって…」

「だから、俺は千夏の騎士。
わかる?だから、俺に頼ってよ。」

「でも…」

「俺に全て任せて。
千夏のこと、ちゃんと守る。約束する。」



ベッドに座っていた私の手の甲に、海斗は軽いキスをした。


一気に顔が真っ赤になった私の顔。


恥ずかしい………


片手で私は顔を隠した。



「顔…よく見せてよ」

そう言われてますます赤くなった。


海斗が近づいてきた。

私はベッドに座っている。
自分のいる位置を恨んだ。



逃げようとしたけど、何故か体が動かない。両手を掴まれてしまった。

「可愛い…千夏」

「ふぁっ………ちょっ…か、いとぉっ」



甘い声で私の耳元で囁かれて、私はなんだか体の芯が熱くなったような気分になった。