それまでベッドに寝そべってたけど、
ちゃんと報告したいからお姉ちゃんの隣に座り直した。



私は、興奮を抑えるために一回深呼吸した。


「……ちょっとまえね、海斗に告白されたんだ…。
私…今まで色んな人の想いを踏みにじってきたの。
だから、その後ろめたさがあったんだけど、
香達が私を後押ししてくれたんだ。

学校で色々トラブルがあったけど、海斗が助けてくれて…

好きって言ったの。
ちゃんと、気持ちを伝えたよ。」



長い長い経緯を、ゆっくりと大切に喋った。

喋り終わって、ふとお姉ちゃんをみる。

お姉ちゃんはどう思ったんだろう…


さっきのニヤケ顔から、優しい笑顔に変わっていた。


お姉ちゃん………



「…ずっと心配だったの。」


ポツリとお姉ちゃんが話始めた。