「へぇ、誰と?」


「海斗…」


「海斗君かぁ…やるねー千夏ー♪」



んん?

私は今、誰と会話を…………



私はそっとドアの方をみた。



「おおおおお姉ちゃんっ??!!!
なんで?
いつの間に?!」



知らずに開いていたドアの向こうには、

『栗林早苗』、私のお姉ちゃんがいた。

お姉ちゃんはそこそこ有名な会社で、社長の秘書をしている。26歳。



なんで?あれ?あれ?
私の頭がぐるぐると混乱する。


「千夏のドタバタする音が聞こえたから見に来たのよー。

で?あの海斗君とキスしちゃったのね?」



うわぁ…自爆だー


ニヤニヤしたお姉ちゃんが私のベッドに座る。



自分で話しちゃったし、これはもう白状するしかないじゃん…