―――――――――その夜



家に帰り、私は二階にあがって部屋に入った。


ガチャ…パタン


それまで押さえていた気持ちが一気に溢れた。



ボスッ


「………あぁーーー!」


ベッドに倒れた私。
多分、顔は真っ赤で…にやけてるんだろうな………


ふぅ…

しちゃったんだな…海斗と…


「キス……」



自分の唇を指で触る。
あの甘い感触がまだ残ってるよ…



「まだ熱いよ…海斗…」


そう呟いた私は、テンションがMAXになった。

恥ずかしかったけど…


「しーあーわーせ~!!!!」


バタバタバタバタ


ほこりがたつほどに足をバタバタする。

ベッドはギシギシと、きしんで多分下のリビングに響いてるかもしれないけど、気にしないー


「ていうか、あれは…ディープキス…だよね」