香は一瞬目を丸くして、



コクン


確かに頷いた!



「よーし。よしよし。香。」



私は勘が当たり、更にテンションが上がった。


香と自分の鞄を持ち、香へと歩む。


ガシッ


「さぁ!今日はいっぱい待たされた事だし?その林檎ちゃんの理由をいっぱい聞かせて貰おうか!」



香の肩を掴み、香の小悪魔的な笑みに近い笑みを向けて、聞いた。


「……千夏…顔が…悪魔だわ……

「良いよ。今日はうちで今日のことを話します…」





観念したように両手を上げて、香は力の抜けたため息をついた。



さぁ、楽しみだなー!


ガチャ



「ただいまー
海斗ーいるー?」


ちゃっかりと香の家にお邪魔しちゃいました

海斗というのは、香の弟で、同じ学校の一年生。


昔はよく遊んだなぁー元気かな?



「姉貴、おかえり」