姉貴だ。

リビングから顔を出すと、物凄い可愛い子と、姉貴が玄関に立っていた。



ん?どっかで見たことがあるような…
どことなく千夏姉に似てるけど…



「海斗君だ!」



この声は………
千夏姉だ。


約四年ぶりで、顔が昔より可愛くなった千夏姉をみて、胸がドキドキする。

懐かしい。


でも、
千夏姉にもっとカッコよくなったねなんて言われて、物凄く嬉しかったけど、




「……どうも。」


恥ずかし過ぎる。俺は逃げるように自分の部屋にこもった。



「なんであんなに可愛いんだよ…反則だろ…」

俺はベッドに転がって呟いた。


好きで仕方ない。



―――しばらくすると、


「海斗くぅん♪あーけーてー♪」

姉貴か。このハイテンションはなんなんだ。酔っぱらってんのか?

ガチャ…


「姉貴、どうした?」