誰もいなくなった委員会室に大きなため息が響いた。


「…つまらない」



俺はなにもかも退屈に感じていた。



なんとなく勉強して、なんとなく先生に愛想振り撒いていたら統括委員長に推薦された。

全てなんとなくやっていても学校生活は上手く進んでいく。


委員長だって、なにか刺激を求めてなったものの、なに一つ面白くなかった。


「ありがとう」「頑張って」
みたいな言葉を笑顔で言えば、何故か皆、俺に好印象を抱く。




そうしていくうちに、学校生活に飽きて無関心になっていた。



―――だれか、俺を助けて。俺を…無関心から救いだしてよ。