「ただいま……宮田さん…。」


宮田さんの匂い…。

ポカポカの、陽だまりの匂い…。


「怖かったです。
ずっと……。
お見合い相手に気持ちが揺らいだら、どうしよう……て。」

「揺れませんよ…。だって…こんなにも…あなたを好きになってるから…。」


少しずつ顔が近付き、唇が重なった…。