「落ち着いて聞いてください。優未さんは……『急性リンパ性白血病』です…。」 「えぇ!?」 頭が真っ白になった。 「ウソでしょう?先生!!」 その場に泣き崩れてしまった。 「でも、ちゃんと治療をしたら、治る可能性が高いです。お父さん、お母さん…安心してください。」 まだ、先生の言っている事が信じられない。 「……宜しくお願いします。」 お父さんは、あくまでも冷静だった。