「ハフッ、んっ…グモグモグ…
お、おいしイッ!!!!」
「でしょ?そこらの料理人よりはるかに腕はいいよ♪
はいもう一口♪」
「じ、自分で食べれまス!!!」
ガチャッ
「あ、なんやなんや?アキが麗華ちゃんとイチャイチャしてるで!!」
「エ、」
「あー、馬鹿はほっといて、残さず食べてね?」
「馬鹿とはなんや馬鹿とはっ!!!せっかくUNOもってきてやったって、言うのに…」
「あー、麗華ちゃんルール分かる?」
「あ、はイ!!」
そういうと、関西弁の男性と、アキさんはニコッと笑って、私たち3人で小さな円になった。
「あ、俺イクベスタ=ザイクスいうねん!ごっつい名前やろ?」
「あ、はイ…」
「緊張せんでええよ♪普通にしとったらええねん」
そういって、カードを配りはじめた。
この二人はイイ人だ……
そしてこの3人でUNOもはじめ時刻は11:00を過ぎていた。
2人も自室に残り、1人となった麗華に、一番恐れていた者がやってくる。
「ちゃんと飯食ったか?痩せてんな…」
「ちゃ、ちゃんト、ご馳走になりましタッッ!!!」
ポロリと目からは涙が出て、体が震える。
やっぱり、この人が1番怖い……
一番の美系さんです。
でも、この綺麗な目は、ものすごく綺麗なのに、
くすんで見え、恐ろしい迫力で満たされている。
怖い、怖い、恐ろしいっ、
「か、えりたイッ帰りたイッ!!!イヤでスッ!!!」
震え泣きながらそういい、体を小さくしながら顔を伏せ、顔を手で覆い、恐ろしいルイカンドの姿を見えないようにした。
「……ッ、ウルサイッ」
ビクッ!!!!
体を大きく振るわせた。
やっぱり怖いでスっ、
グイッ
「フンッ、!!!」
イキナリのことで頭が真っ白になる。

