海の上で、輝くアナタ。

「…え、えぇええええエ!!!!!ななななんて格好してるんですかぁああ!!」

「変装に決まってるだろう、」

「海賊だって知ったら、買えるものも買えません。」

「船でバレますヨ!!!!」

「それは裏に隠すから大丈夫だよ?」

「せや!心配せんでええよ!」

そう、皆さんの格好は凄く一般な服です。
ルイカンドさんは白いシャツに黒ズボン。
カルチェさんは、フードのついたノースリーブの服に短パン。
イクベスタさんは、ふつうのTシャツにダボダボズボンに、アクセサングラス。
アキさんは、ごくシンプルにトレーナーにズボンです。
私は…ってこの服しかないんでした。


「じゃぁ、いこうか、麗華…」


イツモと違う雰囲気のルイカンドさんに緊張しながらも、ルイカンドさんが差し出した、手を握る。

そして、みんなで国の中に入った…


「何がいります?」

「野菜とか根物がいいよね。」

「では調達しに行ってきます。」

「調達?ってなんですカ?」

「まぁ、見てな……」


カルチェさんは、スタスタと野菜の売っていたテントに向かった。


「あら、可愛い僕!今日仕入れて、凄く新鮮でおいしいわよ?」

20代と思われる若い女性は、頬を染めながら、売っている野菜を売る。

「すっごくおいしそうっ!!…で、でもね?僕…お金があんまりないんだ…

ここのテント通るたびお金ためたけど、足りないみたいなの…お姉ちゃんッお願いっ足りない分は、僕が”体”ではらうからッ!!」

「っっっ!!!!!いいわっ!サービスしちゃう!!!いま一番おいしいおいもさん10個ただで良いわっ!!!もっとお金ためたとき、買いにいらっしゃい?」

「っわっ!!あ、ありがとうっ!!!ありがとうおねえちゃんっ!!大好きっ」

チュッ、とお姉さんの頬にキスをする。

「じゃぁ~ね!!お姉ちゃ~ん!!!」

そういって、カルチェさんは戻ってきた。

「調達しました。」

「よくやった…」

なんなんですかっ!!この人はぁああああ!!!!