―…。 しばらくして店員さんが戻ってきた。 彼が会計を済ませて名前入りの指輪を、あたしに渡した。 『ありがとう…』 ニコっとした半面泣きそうになった。 だってここまでする人なんか居なかったから…。 あたしは彼の行動に感動した。