「先生っ!!」

「おー、美桜か。」

先生は笑顔で
振り向いた。

「気をつけて帰ってくださいねっ!!」

「うん。
あっ、俺と付き合ってるのは
秘密な。
バレたらえらいことになるから。」

「わかってますよ。」

ちょっと…
さみしいけどね。

あたしがそう言うと
先生が近づいてきた。

そして耳元で
「電話、するから。」
と言った。

「うん。」

そして先生はあたしに
軽いキスをして
帰っていった。

先生…
あたし待ってるよ。

ちゃんと待ってるからね。