「じゃ、俺帰るな。
あんまり居たら変に思われるし。」

「うんっ。」

そう言って2人で下に下りた。

「あらっ、もう帰るんですか?
もうちょっといらしたらいいのに。」

「いやっ、もう帰ります。
長いことすみません。」

こういうとき
あぁ、やっぱり先生なんだなあ…
って思う。

「あら、そう。
気をつけて帰ってくださいね。」

「はい。
ありがとうございます。」

そう言って先生は
家を出た。

「あっ、あたし見送ってくる。」

バタンッ…