「あっ、そうだ!!高橋、今日も資料あるから取りに来て」


「あっ…はい。」

あたしがそう言うと花怜が先生に話しかけた。

「資料多いしーっ!!あ、先生ほんとは美桜のこと…!!」

ペシっと花怜の頭を軽くたたいて先生が
「ばーかっ、ちげえよ。第一 俺は教師だし」
と言った。

「…そ、そーだよっ!あたし生徒だよー??」

あたしは先生の言葉に続いてそう言った。

本当は自分で先生の生徒、だなんて言いたくなかった…。

でも、そう言わなきゃ先生困るでしょ??

あたし、先生に嫌な生徒って思われたくないから…

だから言ったんだよ。

好きな人が先生なんて、みんな聞いたらひくだろうし。

それにあたしの気持ちを先生に言ったら嫌われちゃうかもしれないでしょ??

つらいよっ…
泣きそうだよ。

せんせぇ…