ピピピピッ…カチッ

「んー…」

あたしは伸びをした。

「…わっ!!」
ドカッ!!!

「いっ…たぁー。」

ガチャッ
「美桜ッ、何してるの!??」

勢いよく扉が開いてお母さんが驚いた様子であたしに言った。

「へ??あぁ、伸びしてたらベッドから落ちたの。」

そう言うとお母さんはホッとしてあたしに〝気をつけなさいよ〟と言って部屋から出ていった。

「ふぅー…用意しよっ。」

それからあたしは制服に着替えて下に降りていった。

下に降りるとお母さんが朝ごはんを用意してくれてた。

「いただきまーす…ん♪おいひぃー。」

やっぱりお母さんの料理は美味しい。

食べ終わってあたしは家を出ようとした。

「忘れ物ない??」

「うん。多分ないー」

いつもなら忘れ物なんかないけど今日は違った。

「お弁当忘れてるけど…??」

と、起きてきたばっかりのお姉ちゃんがリビングから顔をだして言ってくれた。

「あっ!忘れてた。お姉ちゃんありがとッ」

「いいえー…じゃあいってらっしゃい。」

お姉ちゃんがそう言うとお母さんも続いて〝いってらっしゃい〟と言ってくれた。