その手の指の先にまで
ドキドキしちゃう。

なんて言える訳ないじゃん?

あれから一ヶ月ほど経った・・・。

「サエカー常そのピン付けてるよねー」

「ん。」

あれから毎日付けてる
アイツからもらったピン

毎朝このピン付けるたびに
アイツの事を想ってる

たまに廊下ですれ違う事は
多々あった。
けどあの日からアイツは
何もしてこない
もう・・・うちをいじるの飽きた?
彼女・・・出来たとか?



彼女



今のうちには苦しい響き・・・

「もうさ、告るしかないっしょ」
レエナが言った
いつもなら告っちゃおっか♪
とかほざいてるのにね。

「・・・」

自分じゃないみたい

本気の恋ってのは
この事かもね。

恋・・・。

「そーそー気持ち伝えーよ」
エリも言う。

よし、伝えよう。

このまま想い続けて終わるのなんか
超ダサイじゃん?

うちはそんな奴じゃないから・・・