「じゃ、じゃあ彼らは自分たちの造りだした人間に依頼しているって訳か? こいつぁ笑える!」

 マークはヒ~ヒ~と咳き込みながら大爆笑した。

 それにベリルも笑いを浮かべる。マークはひとしきり笑うと視線を落とした。

「!」

「君が無事で……本当に良かった」

 ベリルは困った顔をして苦笑いで発する。

「今の方が大変ですよ」
「大変?」

「何せ『不死』ですから。何度捕まったか知れない」

「! ああ、それなら僕も調べてみたい」

「冗談でしょう?」
「半分、本気だ」

「言ってくれる」