「……わかった。楽しんで来てね」 「…ん、じゃ」 櫂兄は笑った。 きっと無理矢理だと思う。 そんな櫂兄を見て見ぬフリをして、階段を下りた。 ドアを開ければ、自転車に乗った愁。 「忘れ物ない?」 「大丈夫」 「よしっ」 自転車の後ろに乗って、2人乗りで駅まで。