「…………」 櫂兄の顔をまじまじと見て、現実だと認識する。 ガバッと起き上がって、ため息一つ。 ──・・・なんだったんだろう、さっきの夢。 「どうかした?」 「……ううん、なんにも」 外を見ると、真っ白な世界。 櫂兄を見ると、プレゼントした手袋。 少しだけ赤く染まった鼻。 モコモコした上着。 ──・・・初めての櫂兄。 「…雪、降ってるなー」 「……うん」 ──・・・あ、そういえば。 ゼリーが冷蔵庫に。