「…貧血だけで、大騒ぎし過ぎだよ、櫂兄は」 そう言うと、櫂兄は言う。 「そんなことないっ!!大事な大事な涙がぶっ倒れたって聞いて走ってきたんだよ?!俺っ!!」 こんな櫂兄を見てると、やっぱりこいつは年下じゃないかって思う。 それでも、自分を支えてくれるのは櫂兄で。 いつの間にか、頬が綻んでいる自分がいた。