──・・・あ、でも。 『涙?今どこ?』 『帰ってきなよ』 あのとき、あった。 一回。 『待ってる』 やっぱり心配してくれるのは櫂兄で。 すると再びカーテンがシャッと開く。 顔を出したのはお母さん。 なんか、 嫌な風が吹いた。