そんなことを考えてれば、突然カーテンがシャッと開く。 「涙っ!!」 の声と共に。 入ってきたのは櫂兄だった。 「……櫂兄」 心配そうな顔。 いつもより白い、……蒼白って言うのか? そんな顔をしてて。 なんかあったの? そう訊きたくなるほど、今まで見たことのない表情で。 「……どうしたの」 そう訊く前に、櫂兄。 「大丈夫?」 そう言って、近くにあったイスに腰掛ける。 「…なにが?」 ──・・・なにがなんだか、訳がわからなかった。