ちょっと!!自分…
こいつはだめ!!
ってか陰気で嫌われてるの!!
こいつと付き合ったら
私がいじめられるって!!
今の感情は一時の感情!!
ありえないありえない。

1人で戦ってると菅原が
「そうじしないの??」
って言う声で目が覚めた。

「うッうんするする!!」

でもそれから菅原が気になってしょうがない。

(やばい重症だわ…)

ちらちら菅原を見てる自分に混乱してくる…

(集中しないと…。)

後はこの本とこの本をこっちに持って行くだけか。

よいしょっと。
背伸びしてるのに届かない
あともうチョットなのに!!
1人で格闘してると後ろから
菅原が取ってくれた。

「はい。」
「あッありがとう…」

(後はこの本だけ。)
本のいっぱい積んであるとこから
無謀にも真ん中を取った。

…当たり前に本の山は倒れる。
私は本の下敷きになる。

「おッ!!おいッ!!」
菅原の声を聞きながら私は気を失った。