「ほんと可愛いなぁ」
なでなで

///かぁぁああ
ちょい!!その笑顔でなでなでされたら鼻血出るって!!
まぢで!!
変な意味で泣きそうになってる私。

「おい。」

ぐいっ
引っ張られて後ろから抱きしめられた私。

「!?」

「触んな。これ俺のだから。」

「はは。渚ちゃんは物じゃないぞ??」
 (↑なんのツッコミ?!)

くるっと回されて次は前から抱きしめられた。
「渚は俺のだから許可なく触るな。」


「ふふ」
「はは。おぉ怖い怖い。」

(…いやいやいやなに笑ってるんすか!!
 めちゃめちゃ恥ずかしいんですけど!!///)

「さぁ。ご飯食べようか。」

「行きましょ♪」

「……」
2人は赤面な私を置いて行ってしまった
(正確に言えばまだ私に抱きついてる 
 菅原も置いて。)

(…なんなの??この微妙な空気)

「…他の男に顔赤くなって  
 へらへらしてんじゃねぇよ。」

「…は??」

「ムカツク。」
そういってツカツカ先に行ってしまった。

(おいおい!!お前が引き止めてたんだろうが!!
 それでなに??怒ってるし)

へらへらしたってあんたのお父さんでしょうが…

「いったいなんなのよ!!」
私の声は一人無駄に広い廊下に響き渡った…。




「見てみて」

「ん??」

「あの2人おもしろいわねぇ♪ふふっ」

「あぁ。そうだなぁ。」

「昔の私たちみたいね。」

「そうかもしれないなぁ。はは」

「ふふふ」
…廊下の角で2人覗いているのに
怒り心頭の私が気づくわけなかった。