「はぁ。」
私、今いやがらせされてて
そんなことされたこと無かったから
毎晩泣いてたんだよね。
それで目赤いし。
なんか気まずいなぁ…って
で、菅原の顔を直視出来なくて…。

つい昨日呼び出されて殴られそうになった。
そのとき海十に助けてもらって
私が怖くて抱きついちゃったのが
後ろ目たいし。

で、今日も呼び出されてるんだよね…。
ほんとは怖い。
でも、菅原が好きだし。
逃げたくないし。
きっと分かってくれる。って思うから…
私は頑張る☆って雪と約束したからね♪

~放課後~
「やっと来たよぉ~。」
「やっときた」
ガヤガヤ
私はすぐ囲まれてしまった。
ここは校舎裏。
(ベタなとこだよね。なにされるんだろう。)
自分のことなのに冷静に考えてる。

バシ
いきなり殴られた
「あんた菅原と付き合ってんの?」
「取らないでよ。」
口々に文句を言ってくる。
ふつふつと怒りがこみ上げてくる。
「黙ってないでなんか言ったら。」

(ここまで、ベタ。)

「おいっ。」

「今までなんとも無かったのに
 眼鏡はずしたからってなんなの?こtyちの
 取るもなにもあんたちのものじゃないし!!」

「は??調子のんなっての!!」

「あんた達に言われたくないし!!」

「あったま来たッ!!」

バシッ
(このままボコボコにされるのかな…。)
何十回叩かれたか分からない。
目がくらんできた。

「おいッ。俺のなんだけど、返して。」

「へ??海十くん…?」

「離してどっか行って。顔も見たくない。」

バタバタ
走って逃げていく足音がする。

「大丈夫かよ…」

「う…ぅん。ぁ…りが…とう。」

目がクラクラしてるし、焦点も合ってない。

ぎゅ。