時が流れて放課後。

…私は迷ってた。
(ここどこ??)
迷って迷って1時間後。
「…はぁはぁはぁ。やっと…やっと着いた…。」
!!デカッ…城じゃんか。家じゃない。

ピンポーン
(緊張する…)

ガチャ
「はい」

「え??」
(ままままちがえた??)

お母さんに貰った地図で確認する。
…間違ってない。
ならなんでこいつがいるんだ??
…私の前には菅原が居る。

「…なにしてんだ早く入れよ。」

「は??ってかお父さんの会社の社長って
 なに??菅原のお父さん?!」

「そうだけど??」

「……」

「ほら入れよ。」

「…うん」

綺麗で大きい家。
「うわぁ。すごい。」

どんっ
私は肩を持たれて壁に押し付けられた。

「!!…なに??」

「…なんで最近すぐ目逸らすわけ??」

…そう私はあれから菅原を見ないようにした。
目が合ってもすぐ逸らす。
それが気に食わなかったらしい。
怒ってる。オーラが黒い。
…ははは。やべぇ!!

「答えられねぇの??」

(…言えるわけないだろ、、、)

ぐぃ。
私は抱きしめられてキスされた。

…菅原って狼だ。
私はいつ喰われるかわからない羊。
でも菅原自体から抜け出せない
ばかな羊。

吸われるようなキスが降ってくる。
…これで許しそうになる。

「…これでも言えない??」

「…言えるようになったら言う…」

急に菅原の顔が赤くなった。

「?!どうしたの??熱??しんどいの??」

「みッみるなって!!」

「え??」