籠ノ君

僕の前に四季が立ち塞がる
「四季君逃げて」
姫が叫ぶ
まるで悲劇のヒロイン
僕が悪役みたいじゃん
僕はヒーローなのにね
クスッと笑った
姫がポタポタ涙をながした
僕は四季を蹴った

邪魔だし