【長編】sadist and masochist love stories

「覚えてないのかよ。」


田中は、なんかコケてる。


周りもざわめきだした。


そりゃそうだ。


だって、こいつバスケじゃ有名だろ?


なんで、俺に勝負?


「申し訳ないんだが、頼むよ。」


田中の方の部長らしき人が頼んできた。


嫌だよ。


めんどくさい。


しかも、高校じゃあ、バスケしてるとこ見せてないし。


「湊司、田中なんてヤッツケちゃえ。」


陽生....


無謀だろ?


天才とかいわれてるし。


てか....


ここで断れるわけもないし。


「はぁ。
なんで、俺?」


てか、バスケ部の奴らがいるのに。