【長編】sadist and masochist love stories

俺は、小さい頃から陽生がいるからしっかりしようって意識がすごかった。


甘えたい時もあるけど、双子でも兄だからって。


けど、母さんは


『陽生がいる時は、恥ずかしいだろうけど。
陽生がいない時は、甘えていいんだからね。
湊司も私の子供なんだから。』


そういって、俺を抱きしめてくれた。


陽生より無表情な俺を気にかけてくれるんだ。


陽生は、気にかけなくても自分から行くからな。