【長編】sadist and masochist love stories

「いただきます」


俺と母さんとみなみは、食べ始めた。


「やっぱ、柚希さんの料理おいしい。」


「みなみちゃん、ありがとう。」


母さんは、すごく嬉しそうだ。


「そういえば....
2人は、つきあい始めたの?」


はっ?


「ち、違いますよ。」


みなみは、慌てたように否定した。


「そうなの?」


母さんは、確認するように俺に聞いた。


「あぁ。
今日、早く行ったら、たまたま会った。」


「つまらないわね?」


「なんでだよ。」


俺は、呆れた。


「だって、湊司は、Sだからよ。
うまく行かないのね。」


子供にはっきり言うか?


「そうであっても、気持ちは仕方ないだろ?」