【長編】sadist and masochist love stories

「人を好きになるのに、理由なんてないだろ?
てか、いつより戻すわけ?」


はっきり言って、じれったい。


「無理だよ。
何気に2年経ってんだよ。」


みなみは、笑ってたと思ったら過去を思いだし遠い目をしていた。


「2年でも想いは変わってないんだろ?
それは、陽生も。
どっちかが素直に想いのままを言えばさ。」


「湊司.....
単純だから、難しいんだよ。」



わかってる。


けど、こんなさ。


陽生もみなみもさ。


バカだ。


そばにいるのに。


想いを閉じこめたまま。


お互いのためとか思ってんのか?


そんなの関係ないだろ?


自分が見切りつけない限り前に進めないだろ?