【長編】sadist and masochist love stories

「そ、そ....湊司」


聞こえるか聞こえないぐらいの声。


「ありがと。」


俺は、陽菜を抱きしめた。


「どうかしたの?」


陽菜は、不思議そうだ。


「好きな子に名前を呼ばれるのが嬉しいだけ。」


「そ、湊司が嬉しいなら、がんばるね。」


かわいい。


マジで。


溺愛だよ。


もう、手放せない。


こんな素直な子。



俺には、もったいない。