「湊司。
俺が湊司みたいだったらさぁ。
みなみは.....」


陽生は、変わらず悩むんだな。


バカだな。


悩み過ぎなんだよ。


「てか、気楽に考えろよ。
意外に思い詰めるからだめなんだろ。」


ずっと、みなみだけを見てきた陽生。


他の女を見てないからわからないんだ。


まあ、見ようとすらしてないから仕方ないんだけど。


時に、経験は必要。


俺は、今なら後悔だけど経験をいろいろした。


あの時は、思うとおり過ごしてたから。


過去を変えられないことを実感したけどさ。


それからは、恥じない生き方をしたいと思ったんだ。


そん時に、俺は悩みに悩んだから。


だから、こうなったんだ。


いずれ、陽菜に話さなければならない過去。


まあ、あいつの妹だから理解あるかな?


そうであって欲しい。