「んなわけないじゃん。
とくにさ。
不便じゃないし。
まあ、峰岸さんと仲良くなれば別だけどさ。
峰岸さんも俺を中畑くんだしさ。
いいんじゃないか?」


「そうなのか?」


気づいてなかったのか。


てか、湊司ニヤケてる。


双子の兄にこう思うのは、おかしいけど、かわいい。


だって、普段からこんな表情見れないから。


峰岸さんは、偉大だ。


「てかさ。
結局、どうなってつき合えるようになったわけ?」


噂は、いろいろ飛び交っていた。


「陽菜が話しかけてきたから。」


あぁ、流れ的にか。


峰岸さんは、最初からそのつもりだったんだろうな。


なんにしろうまくいってよかった。


「湊司、陽生。
ご飯よ。」



母さんが一階から呼んだ。