「で、話って?」


「え〜っと。」


さっきとはうってかわって戸惑ってる陽菜。


「ゆっくりでいいよ。」


そんな陽菜を見てたら、意地を張るように冷たくできなくて、笑みがこぼれた。


「あのね。
私、湊司くんが好き。」


「はっ?」


吃驚した。


まさかの告白?


「あっ!
順番間違えた。」


なんか陽菜がぶつぶつ言ってる。


「陽菜?」


「あっ!
ごめんね。
この一週間、いろいろ考えてたの。
謝らなきゃとか告白しなきゃとかね。
けど....
湊司くんと会ったらそんなのぶっ飛んじゃった。」