走り出してすぐに、バスンッと後ろで音がした。
何の音?
また、バスンッバスンッと近くで音がする。その音に気をとられて、後ろを振り向こうとし、少しペースが遅くなる。
「振り向かずに走れ!」
レオンの言葉に、唯はまた必死で走り始めた。
「こっちだ!」
あと少しで出口というところで、レオンが急に唯の手をひいて、方向を変えた。
「えっ!?そっちは出口じゃないよ!?」
突然の行動に戸惑い、何度も足がもつれそうになる。
レオンに手を引かれてやって来た場所は遊園地の目玉でもあった、巨大迷路の入り口だった。
「急いで入るんだ!」
レオンに言われて、入り口の階段を駆け上がった。
迷路を一望できる、ちょっとしたスペースに到着する。
唯は肩で息をしながら、レオンに聞いた。
「ね、ねえ…こんなところにきてどうするの?」
唯が聞くと、レオンはざっと迷路を見渡して、3箇所あるうちの真ん中の入り口から、唯の手を引き進み始めた。
「えぇ!?中に入る」
「しっ」
レオンに言われて思わず唯は言葉を止めた。
(後で説明する。とにかく、急いで進むぞ)
唯は困惑した表情を浮かべながら、黙ってレオンについて歩いた。
何の音?
また、バスンッバスンッと近くで音がする。その音に気をとられて、後ろを振り向こうとし、少しペースが遅くなる。
「振り向かずに走れ!」
レオンの言葉に、唯はまた必死で走り始めた。
「こっちだ!」
あと少しで出口というところで、レオンが急に唯の手をひいて、方向を変えた。
「えっ!?そっちは出口じゃないよ!?」
突然の行動に戸惑い、何度も足がもつれそうになる。
レオンに手を引かれてやって来た場所は遊園地の目玉でもあった、巨大迷路の入り口だった。
「急いで入るんだ!」
レオンに言われて、入り口の階段を駆け上がった。
迷路を一望できる、ちょっとしたスペースに到着する。
唯は肩で息をしながら、レオンに聞いた。
「ね、ねえ…こんなところにきてどうするの?」
唯が聞くと、レオンはざっと迷路を見渡して、3箇所あるうちの真ん中の入り口から、唯の手を引き進み始めた。
「えぇ!?中に入る」
「しっ」
レオンに言われて思わず唯は言葉を止めた。
(後で説明する。とにかく、急いで進むぞ)
唯は困惑した表情を浮かべながら、黙ってレオンについて歩いた。


