朝食を食べ終えると、ちょうど図書館が開く時間がきていたので、唯は巧と一緒に図書館へと向かった。
「…ごめんね」
ぽてぽてと歩きながら、唯が巧に言った。
「何が?」
「いや…その…いろいろ」
ふぅ、と息をつく。
朝食の時、突然現れた唯に、巧の妹、巧の父親は目を丸くしていた。食事中ずっと2人の視線が痛かったことを思い出す。
「気にすんなよ」
巧に言われて、唯はまた、小さくごめんね、と呟いた。
少し小さめの噴水を横切り、図書館の中へと入っていった。田舎の図書館にしては珍しく、建物は小さいが、蔵書はなかなか貴重なものも多く置いてあり、検索などに使えるようにと、パソコンも数台設置されている。
スリッパに履き替えて、2人はクーラーのきいた涼しい室内を進む。
「あ、パソコン空いてる」
唯はそう言うと、一番奥にあったパソコン置いてある机に座った。巧も、そばにあった椅子を持ってきて隣に座る。
唯は緊張した面持ちで、パソコンのキーボードを叩いた。
「…ごめんね」
ぽてぽてと歩きながら、唯が巧に言った。
「何が?」
「いや…その…いろいろ」
ふぅ、と息をつく。
朝食の時、突然現れた唯に、巧の妹、巧の父親は目を丸くしていた。食事中ずっと2人の視線が痛かったことを思い出す。
「気にすんなよ」
巧に言われて、唯はまた、小さくごめんね、と呟いた。
少し小さめの噴水を横切り、図書館の中へと入っていった。田舎の図書館にしては珍しく、建物は小さいが、蔵書はなかなか貴重なものも多く置いてあり、検索などに使えるようにと、パソコンも数台設置されている。
スリッパに履き替えて、2人はクーラーのきいた涼しい室内を進む。
「あ、パソコン空いてる」
唯はそう言うと、一番奥にあったパソコン置いてある机に座った。巧も、そばにあった椅子を持ってきて隣に座る。
唯は緊張した面持ちで、パソコンのキーボードを叩いた。


